大雪で孤立した甥を救おうとしたところ事故に遭ったハリウッドスターのジェレミー・レナーが退院後に行われたインタビューを通じて「またその時に戻ったとしても同じ選択をするだろう」と明らかにした。

２９日（現地時間）、米国芸能メディア「ページシックス（Ｐａｇｅ　Ｓｉｘ）」などによると、レナーは最近ＡＢＣニュースのアンカー、ダイアン・ソイヤーのインタビューに臨んだ。

レナーは大雪が降った今年１月１日、家族と一緒に別荘に滞在し、６．５トンに達する除雪車で除雪作業をしている途中、車両に引かれる大事故に遭った。当時、彼が滞在していたネバタ州リノ一帯には１５～３０センチの雪が降り、一部地域は最大４５センチの積雪量を記録した。

この事故で胸部位に大怪我を負った彼はヘリコプターで病院に運ばれて２回手術を受けた。レナーは事故によって３０カ所以上の骨が折れ、肺が損傷し、肝が貫通するなどの重傷を負っていた。レナーはまだ車椅子に乗っているが、退院後は引き続きリハビリ治療を受けている。

レナーはインタビューで「毎瞬間意識があったので、すべての苦痛を感じた。死ぬんじゃないかと思った。生き返って本当に幸せだ」と語った。

レナーが救った甥は「事故に遭った直後、叔父が生きているようには見えなかった。頭から血が流れているレナーを見て死んだのではないかと考えた」と当時を回想した。

続いて「もしその時に戻ったとしても同じことをするか」という質問に「当然だ。甥を助けることさえできるなら喜んで再び事故に遭う」としながら「今回の事故によって多くの肉と骨を失ったが、愛とチタニウムで埋め直した」と明らかにした。

レナーのインタビュー映像は４月６日にＡＢＣで確認することができる。インタビューにはレナーが事故当時、苦痛に苦しむ声が入った９１１通話録音と物理治療を受ける様子などが公開される予定だ。レナーは「アベンジャーズ」シリーズのキャラクター「ホークアイ」で韓国でも人気を呼んだ。

レナーは４月１１日、ディズニープラスのドキュメンタリー『レナベーション』試写会に出席する予定だ。『レナベーション』は全４回で、レナーの名前とリノベーションをかけ合わせたもので、リノベーションを通じて地域貢献をする彼の様子を追った番組だ。