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「踊りながら金日成の肖像画を指さしたとの理由で…妊娠6カ月の妊婦公開処刑」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.03.30 16:54
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北朝鮮で妊娠6カ月だった女性が家で踊りながら金日成(キム・イルソン)の肖像画を指さしたことが問題となり公開処刑されたという内容が盛り込まれた報告書が30日に公開された。

韓国統一部は2017~2022年に脱北した脱北者508人の証言を基に北朝鮮の人権状況が盛り込まれた「2023北朝鮮人権報告書」をこの日公開した。報告書は2017年から毎年作成されているが一般に内容が公開されるのは初めてだ。

 
報告書によると、2014年に中国から強制送還された北朝鮮女性が拘禁施設で生んだ子どもを中国の子どもという理由で生まれてすぐに刑務官が殺害したという証言が出てきた。

2017年には家で踊っていたある女性の動画が市中に拡散したが、当時妊娠6カ月だったこの女性は金日成の肖像画を指さした動作が問題となり公開処刑されたと報告書は伝えた。

教化所から逃走して捕まった受刑者が処刑されるのを目撃した服役者の証言もあったが、逃走した収監者の首をロープで縛って正門の上からぶら下げて銃を3発撃った後、死体を地面に下ろして受刑者らに石を投げさせたという。

また、韓国の動画を視聴したり拡散させたなどの理由で死刑が執行されるケースも多かった。

2020年に両江道(ヤンガンド)である男性が中国から韓国の動画を持ち込んで住民らに配った行為で公開銃殺され、2018年にはハイヒールや化粧品など韓国製品をこっそりと売って逮捕された人たちがやはり公開銃殺されたという証言があった。

家父長的な雰囲気の北朝鮮社会で女性は家庭、学校、軍隊、拘禁施設などで各種の暴力にさらされていたと報告書は指摘した。

特に拘禁施設で持ち物を検査するとし服を脱がせて検査をするかと思えば女性の膣内まで直接確認し男性刑務官による子宮検査まで強行されているという証言も出てきた。

合わせて生体実験が当事者の同意なく実施されているという証言もあったが、生体実験は主に83号病院または83号管理所と呼ばれる所で統合失調症など精神疾患者や知的障害者を対象に行われたと報告書は明らかにした。

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