米国国賓訪問、Ｇ７首脳会議など大型外交日程を控えた中で、李文熙（イ・ムンヒ）国家安保室外交秘書官が交替させられたことがわかった。

２７日の韓国政界によると、尹錫悦（ユン・ソクヨル）政権で初代外交秘書官を務めた李秘書官が交替させられ、後任に李忠勉（イ・チュンミョン）国立外交院外交安保所長が内定したという。

これに先立ち金一範（キム・イルボム）大統領室儀典秘書官が尹大統領の日本訪問を控えて辞任しており、さらに外交秘書官まで交替することになる。

李秘書官は文在寅（ムン・ジェイン）政権で長官政策補佐官、北核外交企画団長を務め北朝鮮の核問題と関連する外交を担当した。

李秘書官の交替は来月の米国国賓訪問と５月のＧ７首脳会議を契機に開催されるとみられる韓日米首脳会談などの日程を控えて異例との反応が出ている。

また、１６日の日本訪問に同行し韓日拡大首脳会談にまで同席した李秘書官の突然の交替に大統領室内外では更迭説まで出ている。

一方、後任に内定した李所長は、外交部北米第１課長と北米局審議官、平和外交企画団団長を務め「米国通」と呼ばれる。