年間2万人が国籍を放棄…「韓国社会はこれ以上希望ない」(2)
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2023.03.20 15:37
共同体を重視する韓国社会特有の文化も自由と公正を追求する人たちには受け入れがたい部分だ。米国移民を準備中のソン・ロイクさん(25)は「韓国社会は少々頑張ったところで生活の質を高めるのが難しい社会」とし「ストレスが多い職場生活、年齢のプレッシャー、特異な人に向けられる社会的視線など、不必要なストレスを受けて暮らしたくはない」と話した。
ヘンリさんは「会社生活をしながら創意的な接近よりも従来の方法を守ることが当然として受け止められ、成果よりも社内政治が進級に有利になることを知り、疑いを抱き始めた」とし「能力で待遇を受け、仕事と家庭を両立でき、疲れる人間関係が少ない米国社会が自分に合うことを知った」と語った。実際、ソンさんのように韓国国内ではなく海外で就職する人も増えている。韓国産業人力公団によると、2013年に年間1600人台だった海外就業者数は昨年5024人と、10年間に3.1倍に増加した。