金正恩、東海にICBM発射…韓国軍「韓日会談への不満表示」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.03.17 11:06
北朝鮮が16日午前、尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領が韓日首脳会談のため日本に向け出国する2時間40分前に大陸間弾道ミサイル(ICBM)を発射した。尹大統領は出国前、緊急国家安全保障会議(NSC)常任委員会に出席し、「北の無謀な挑発には代価が伴う」と警告した。最近、対立構図で北朝鮮のミサイル挑発、韓日米連合訓練実施など連携強化、中露朝連帯の動きとつながる悪循環が続いている。韓国軍の合同参謀本部はこの日午前7時19分ごろ、平壌(ピョンヤン)順安(スンアン)一帯で東海(トンヘ、日本名・日本海)側に発射されたICBM1発を捕捉した。
合同参謀本部によると、このミサイルは高角で発射され、約1000キロ飛行した後、東海に落ちた。日本防衛省は「ICBM級ミサイルが午前7時9分ごろ発射され、70分間飛行した後、排他的経済水域(EEZ)外の北海道の渡島大島西方200キロに落下した」とし「飛行距離は約1000キロ、最高高度は約6000キロ」と明らかにした。北朝鮮がICBMを発射したのは2月18日の「火星15型」以来1カ月ぶり。軍はこの日に発射されたミサイルを「火星17型」とみている。
合同参謀本部の関係者は「現在まで探知された事項を根拠にみると火星17型と似ている」としながらも「ただ、探知された諸元上、従来の火星17型とは差があり、追加の分析が必要だ」と説明した。北朝鮮は昨年11月18日、火星17型を発射したが、当時は最高高度6100キロ、飛行距離1000キロ、最高速度マッハ22だった。合同参謀本部は固体燃料基盤のICBMである可能性は低いとみている。