【コラム】国際外交舞台に復帰した大韓民国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.03.10 15:06
過去5年間、中国の好戦性とロシアの報復主義という地政学の「グレートゲーム」の中、大韓民国が見えなかったという点が最も非正常的だった。その間、韓国をめぐる多くの国が爆発的な外交的活動をしていた。例えば日本の自由で開かれたインド太平洋戦略、オーストラリア・英国・米国のAUKUS、クアッド(日米豪印)の首脳級格上げ、欧州と東南アジア国家のインド太平洋戦略だ。
国内総生産(GDP)基準で世界9位の韓国はその間、何をしたのだろうか。自滅的な「戦略的忍耐」という美名の下、文在寅(ムン・ジェイン)政権は誰とも、すべてのものとも距離を置いた。他の主要国と中堅国が関係を強めていく間、文政権は近視眼的に第3国外交を通じて米国が北朝鮮政権に譲歩するよう説得することに汲々としていた。