英国のある旅客機パイロットが乗客にオーロラを見せるために旋回飛行した事実が分かった。

ＢＢＣなど外信によると、先月２８日（現地時間）、英国の格安航空会社イージージェットのパイロットは、英国上空にできたオーロラを乗客に見せるために３６０度旋回飛行した。イージージェットＵ２１８０６便はアイスランドのレイキャヴィークから出発し、英国マンチェスターに向かう途中だった。

飛行追跡ウェブサイト「フライトレーダー２４」によると、該当旅客機は高度３万７０００フィート（約１万１０００メートル）で時速５００マイル未満で飛行した。

予想到着時間より１０分程度遅れたが、乗客は「１０分よりさらに大きな価値があった」として感謝を表わした。

特に、乗客のグローブズさんは自身のソーシャルメディアにオーロラの写真を投稿して「乗客全員がオーロラを見られるように飛行の途中に３６０度飛行をしたパイロットに感謝の挨拶を伝えたい」と書き込んだ。グローブズさんは婚約者にプロポーズをするためにアイスランドを訪れたが、残念ながらオーロラを見られずに帰る途中だった。

また「数日間車で寝泊まりしながらオーロラを見られるか心配したが、見られなかった」として「空でオーロラを満喫しながら、とても特別な旅行の最後に完璧な終止符を打った」と所感を残した。

当時、飛行機の右側の座席に座っていた乗客たちはオーロラを遠くから見るしかなかったが、パイロットが３６０度旋回飛行をしてこの光景を目の前で見ることができた。

グローブズさんの婚約者ジャスミン・キャップさんは「優しいパイロットさんのおかげで素敵な場面を目に入れることができた」とし「驚くべき光景が休暇の最後を美しくしてくれた」と話した。

このニュースが話題になると、イージージェットは公式ツイッターに「特別な光景を乗客とシェアすることができて私たちも嬉しい」と答えた。