韓国与党「国民の力」の鄭鎭碩（チョン・ジンソク）非常対策委員長は２６日、「汝矣島（ヨイド）国会議事堂で開かれた『金建希（キム・ゴンヒ）夫人特検』を要求する民主党集会に日本の国会議員が出席した」として外交部が日本政府に公式に抗議するべきだと主張した。

鄭委員長はこの日、フェイスブックを更新して「民主党の金容民（キム・ヨンミン）議員は『韓日連帯座り込み』としながら２人が笑顔の写真をＳＮＳに掲載した後、非公開に出した写真だと説明したがわざとらしい」と明らかにした。

これに先立ち、金容民議員は２３日午後、民主党議員のＳＮＳのグループチャットルームに「韓日連帯座り込み」というコメントと共に日本立憲民主党所属の太栄志（ふとり・ひでし）議員と撮った写真を掲載した。

民主党の一部議員は李祥敏（イ・サンミン）行政安全部長官の罷免とドイツモーターズ株価操作事件関与疑惑に関連した金夫人の特検（特別検査）を要求する座り込みを国会ロタンダホールで行っている。

鄭委員長は「『金夫人ストーキング政党』に位置づいた民主党の一部議員は今や完全に理性を失った」とし「大統領は憲法上国家元首で、令夫人に対する優遇はそれに準じなければならない」と強調した。

続いて「外交部は当然、日本政府に公式に抗議を申し入れるべきだ」とし「国内問題に日本の国会議員を引き込んだ金容民議員は国民に謝るべき」と主張した。

鄭委員長は「日本の国会議員が日本の議会議事堂で天皇の夫人の捜査を求める座り込みの場に大韓民国の国会議員が出席したとすればどんなことが起きるだろうか」とし「日本外務省、日本メディアが立ち上がって韓国の国会議員が『主権を侵害した』と攻撃するのは明らかだ」と付け加えた。

鄭委員長は「民主党が三一節（独立運動記念日）に国会を招集したが、制憲国会以降、３月の臨時国会が３月１日に開催されたことはない」とし「李在明（イ・ジェミョン）防弾のための民主党の議会主義憲政秩序破壊が三一節の面目を失わせる状況に達した」と批判した。