「春が消えた」 拙いハングルで表現…ウクライナの若者たちの「鬱憤の日記帳」(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.02.02 09:44
◆Stray Kidsのファンというマヤ「私たちは欧州人」
ユニセフのウクライナ支部によると、今回の戦争に露出した約700万人のウクライナの子どものうち150万人がトラウマなど深刻な精神疾患の危険に直面している。全国3600カ所の学校と幼稚園が破壊され、正しい教育を受けられずにいる。個人的には生涯の傷になり、社会的にも問題となるおそれがある。ドイツ時事週刊誌シュピーゲルは先月「ウクライナは一世代全体を失う危機を迎えている」と指摘した。このためウクライナのゼレンスキー大統領の夫人オレナ・ゼレンシカ氏は昨年10月、ユニセフで演説し、「ウクライナの子どもたちは予期しない成熟が進んでいるが、まだ脆弱な子どもたち。戦争が子どもの未来をつぶしてはいけない」とし、国際社会の支援を呼びかけた。
学校を再開するための努力は続いている。先月30日、記者が訪れたキーウの「リチェイ・マウブ・スコラ」は幼稚園から高校の課程まで運営する比較的大きな教育機関だ。戦争前には660人の生徒が登校したが、今は3分の1だけが学校に通っている。ペトロブナ校長は「空襲警報が鳴っても学習が中断されないように地下室に教育用スクリーンを設置し、学生の机とイスを配置した」と話した。