「春が消えた」 拙いハングルで表現…ウクライナの若者たちの「鬱憤の日記帳」(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.02.02 09:37
「新冷戦」の暗い影を落とした21世紀の世界史の縮小版。ヨーロッパ大陸のデタントを壊したロシア-ウクライナ戦争が象徴する現実だ。双方の死傷者は20万人を超え、避難民は1000万人にのぼる。この悲劇に終わりはあるのか。年を越えて長期戦の兆候まで表れているこの戦争に現地の人々はどう耐えているのか。戦争勃発直後にウクライナ・ポーランド国境の避難現場を訪れた中央日報が、開戦から1年を迎えるウクライナに入って戦争の惨状を伝える。
「2022年3月1日。私は地下室で過ごした。冬が終わったのか分からなかった…」。「2022年3月8日。サイレンが鳴る。1、2、3…遠くから爆発音が聞こえる。薬が必要なのでずっと立っている。薬局は数時間だけ店を開く」