ウクライナ「獣のように扱われた」…血の色「侵攻の道」に刻まれた怨恨(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.02.01 11:24
「新冷戦」の暗い影を落とした21世紀の世界史の縮小版。ヨーロッパ大陸のデタントを壊したロシア-ウクライナ戦争が象徴する現実だ。双方の死傷者は20万人を超え、避難民は1000万人にのぼる。この悲劇に終わりはあるのか。年を越えて長期戦の兆候まで表れているこの戦争に現地の人々はどう耐えているのか。戦争勃発直後にウクライナ・ポーランド国境の避難現場を訪れた中央日報が、開戦から1年を迎えるウクライナに入って戦争の惨状を伝える。
所々にものものしい検問所があった。1月30日(現地時間)、ウクライナの首都キーウを抜けて北部ベラルーシ側に向かう道では、小銃を持ったウクライナ軍の関係者が記者の前に立ちはだかる。記者身分証(プレスカード)を見せて取材目的を伝えた後、通行が許される。緊張感はベラルーシが近づくほど高まった。昨年2月24日にウクライナの3面が砲声に包まれた時、北側から南下してきたロシア軍に最初に踏みにじられた地域であることを実感させる。