「洗剤に漬けて洗えばOK」…どす黒くなるまで再使用する屋台の「竹串」問題=韓国(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.01.26 10:28
◇自営業者抗議書簡も…竹串再使用しない「全国1号」店は出てくるか
先月末、再使用制限条例が初めて施行された江西区の事情はどうだろう。同区のキム・ジス議員は昨年11月、管内の伝統市場を訪れて「市場でかまぼこを買って食べないように。それを食べて病院に運ばれた」というある市民の事情を聞いて条例を発議した。キム議員が調べたところ、一部の業者は先端が真っ黒に変わる程古くなった竹串を使っていたという。キム議員は25日、中央日報との通話で「市民の哀訴を聞いて現場を視察したところ必ず改善しなくてはならないと思った」とし「新型コロナを経て衛生に対する警戒心が高まった状況でこのままではいけないと判断した」と話した。
管内の自営業者は条例に反発しているという。江西区庁関係者は「洗浄・殺菌に対する食品医薬品安全処(食薬処)の具体的な基準がない状況で零細商人に無条件に再使用を禁止するのは難しい」と話した。該当条例は食品接客営業所だけを対象にして衛生の懸念が大きい露天商は該当しないという盲点もある。江西区衛生管理課は商人の自発的な参加を引き出すために現場説明に出た状態だ。キム議員は「抗議書簡を受け取るほど自営業者の反発が大きいが、住民反応は非常に友好的」としながら「木串を再使用しない全国最初の業者をまず発掘して認証ステッカーを発行し、竹串のゴミ処理を支援する方案も用意する予定」と明らかにした。