昨年、韓国が世界で「１人あたりの高級ブランド品消費」を最も多くした国という調査結果があった。韓国人の昨年の高級ブランド品購入額は１６８億ドル（約２０兆９０００億ウォン、約１兆１５００億円）と推算された。１人あたり３２５ドル（約４０万ウォン）となり、世界で最も多い。

米経済専門メディアＣＮＢＣは１２日（現地時間）、モルガン・スタンレーの分析を引用し、このように報じた。高級ブランド品の購入が少なくない米国人と中国人の年平均１人あたりの購買金額はそれぞれ２８０ドル、５０ドルだった。

イタリアのアウトドアブランド「モンクレール」は昨年４－６月期、韓国内での売上高が「新型コロナ流行以前の倍に増えた」と明らかにした。カルティエのリシュモングループも昨年の韓国内の売上高が２０２０年、２１年比で２けた増加となった。

モルガン・スタンレーのアナリストは韓国消費者の高級ブランド品需要を購買力の増加と社会的地位を誇示しようとする欲求によるものだと分析した。

核ブランドは需要をさらに促進するため韓国の有名人を広報大使にしていると診断した。ＣＮＢＣは「フェンディは俳優イ・ミンホ、シャネルは歌手Ｇ－ＤＲＡＧＯＮ、ディオールは歌手ＢＬＡＣＫＰＩＮＫなど韓国の主要セレブはほとんどが高級ブランドの広報大使」と伝えた。

一方、今年の世界高級ブランド品市場は、沈滞していた中国市場が回復するなど中国と米国の需要で５－１０％の成長が見込まれている。