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ロシア「38度線分断式休戦」提案説…ウクライナ「韓国も後悔」一蹴

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.01.10 07:05
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ロシアがウクライナを韓半島(朝鮮半島)のような分断国家にしようとしているというウクライナ政府高官の主張が出た。

8日(現地時間)、ウクライナ国営通信社ウクルインフォルムによると、ウクライナ国家安全保障会議(NSC)のオレクシー・ダニロフ書記は前日、現地メディアとのインタビューで、「我々は現在(ロシアから)『韓国式シナリオ』を提案されている」とし、「(南北を分断した)いわゆる『38度線(韓半島軍事境界線)』だ」と述べた。

 
また「(ロシアは)ここにウクライナ人がいて、あそこには他のウクライナ人がいると言っている」とし「私は彼らが私たちに提案できるオプションの一つが38度線だということを確実に知っている」と明らかにした。

ロシア側は昨年9月、住民投票を経てロシア領土に編入したドネツク、ルハンスク、ザポリージャ、ヘルソンなどウクライナ内の4占領地をロシアに明け渡す内容の国土分断を休戦条件として提示している。

ダニロフ書記は「現在、ドミトリー・コザク大統領府副長官が欧州の引退した政治家たちに会って現在の状況(4占領地の併合状態)で休戦するために『ロシアが多く譲歩する準備ができている』というメッセージを伝えている」とし「我々を休戦交渉のテーブルに引き込もうと躍起になっている」と主張した。

これを受け、ウクライナ側は領土分断を意味する韓国式休戦シナリオには同意しないことを明確にした。ダニロフ書記は「最近、韓国代表と意見を交わしたところ、彼らは(韓半島を二つの部分に分けるやり方で)譲歩したのが間違いだったと考えている」とし「今や韓国人は(長期的分断という)問題を抱えている」と指摘した。ただ、ダニロフ書記は発言した韓国代表が誰なのかについては具体的に言及しなかった。

ロシアから「韓国式分断」の休戦構想が出たのは今回が初めてではない。これに先立って、ロシアのウクライナ侵攻初期の昨年3月、ウクライナ国防省のキリロ・ブダノフ情報総局長は「ロシアがウクライナを韓国のように二つに分けようとしている」と明らかにしたことがある。当時、ブダノフ情報総局長はロシアがウクライナの東部と南部地域をウクライナから分離する軍事境界線を引こうとすると主張した。

一方、ダニロフ書記は来月、ベラルーシの戦争介入などでウクライナ戦況がさらに激化しかねないと予想した。また「戦争が激化段階に入ったと結論づける多くの指標がある」とし「(ロシアは)現在ベラルーシを公開的な対立に引き込もうとする強い意志を持っており、ロシアの情報機関は挑発に踏み切っている」と伝えた。

さらに「このようなロシアの試みは、コザク副長官が欧州政界との会談で『ミンスク合意』と類似した平和協定を締結するように説得している過程と関係がある」と伝えた。ミンスク合意とは、2014年ウクライナ東部ドンバス内戦を終わらせるために利害当事者であるウクライナとロシアが欧州安全保障協力機構(OSCE)の仲裁の下で締結した合意だ。

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