【コラム】韓国型核共有
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.01.08 09:38
北朝鮮の核の脅威は新年も変わることがない。昨年9月の核武力政策の法制化以降、多様な弾道ミサイル発射と無人機浸透など武力示威が続いている。北朝鮮は「2023年度核武力と国防発展の変革的戦略」を発表し、「戦術核を多量生産し、核弾頭保有量を幾何級数的に増やす」と宣言した。もし北朝鮮が7回目の核実験を敢行するならば、韓半島(朝鮮半島)の安保は完全に視界ゼロの状況になるだろう。
北朝鮮はなぜ経済制裁にもかかわらず挑発を強行するのか。北朝鮮の一次目標は対北朝鮮制裁の完全な解除だ。イスラエルやインド、パキスタンのように核拡散防止条約(NPT)体制の外で「事実上の核兵器保有国」と認めさせるということだ。北朝鮮は苛酷な制裁さえ解除されれば体制の安定的維持が可能だとみる。核武装した北朝鮮の最終目標は韓半島の赤化統一だ。韓国は米国の拡大抑止にだけ頼るのではなく、自ら強力な核抑止力を構築しなければならない。在来式戦力の優位も現実的に核武装した北朝鮮には無意味だ。