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米仏からの装甲車支援を控えたウクライナ-極超音速ミサイル示威のロシア…春の大激戦を準備か

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.01.05 16:03
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ウクライナがオーストラリアに続いてフランスと米国からも装甲車の支援を受ける見通しだ。ロシアも極超音速ミサイルを搭載した護衛艦を海に出すなど武力増強示威をしている。

米ホワイトハウス記者団によると、バイデン大統領は4日(現地時間)、ケンタッキー州を訪問した際、「ブラッドレー装甲車をウクライナに支援することを検討しているのか」という質問を受け「そうだ」と答えた。先月29日にもブルームバーグ通信がこのような報道をした。

 
ブラッドレー装甲車は25ミリ機関砲、TOW(トウ)対戦車ミサイルなどを装着し、軽戦車(light tank)並みの火力を誇る。ロイター通信はウクライナが装甲車の支援に満足せず、米国製M1エイブラムス戦車やドイツ製レオパルト戦車など本格的な戦車を支援してほしいと米国など西側に要求している。まだこうした動きはないが、ブラッドレー装甲車の支援で火力は向上した。

またAFP通信などによると、マクロン仏大統領は4日、ウクライナのゼレンスキー大統領と電話会談し、戦闘用装甲車AMX-10 RCを供与することにした。ゼレンスキー大統領はツイッターとテレグラムで「ありがとう、友よ。あなたのリーダーシップのおかげで我々の勝利はさらに一歩近づいた」とし、マクロン大統領に感謝の意を伝えた。

AMX-10 RCは無限軌道でなく車輪で動く。重武装を備えているが戦車よりは軽い。厳密にいうと戦車ではないが、マクロン大統領とゼレンスキー大統領はこの装甲車を「軽戦車」と呼んだ。

仏大統領室の関係者は両国首脳間の電話が終わった後、「この機種が開発されてから長い期間が経過したが、性能は優秀で機動性が優れている」と説明した。ただ、フランス陸軍がAMX-10 RCをいつ、どれほどウクライナに供与するかについては具体的な内容を公開しなかった。

フランス大統領室の関係者は「西側が設計した戦車をウクライナ軍に供与するのは初めて」と伝えたが、ウクライナはすでに昨年10月以前からオーストラリアからブッシュマスター装甲車90台の支援を受けて使用していると、ロイター通信は指摘した。

ゼレンスキー大統領は「(フランスがこれを支援することにしたのは)我々の他のすべてのパートナーに送る明確な信号だ。ウクライナが西側式戦車の支援を受けられない合理的な理由はないということだ。すべてのウクライナ人の安全とすべての欧州人の平和を回復するのにこの点は非常に重要だ」と強調した。ウクライナはフランスの装甲車支援を戦車支援と解釈し、西側からの本格的な武器支援を誘導している。

ロシアは新武器の極超音速ミサイルを搭載した護衛艦を海に出して武力誇示を始めた。ロイター通信によると、プーチン露大統領は4日(現地時間)、ショイグ国防相との画像会議で「最新極超音速ミサイルシステム『ツィルコン』を搭載した護衛艦が大西洋で航海を始めた」と述べた。ツィルコンは最大射程距離1000キロを超え、巡航速度はマッハ8にのぼる最新武器で、探知と防御がほとんど不可能という評価を受ける。プーチン大統領は昨年5月、ツィルコン試験発射を完了した後、海軍にこのミサイルを実戦配備する考えを示唆した。

最近、ウクライナ東部のロシア占領地内にある新兵臨時宿舎がウクライナのミサイル攻撃を受けた。89人以上の兵士が爆死して自尊心が傷ついたロシアは批判世論を鎮めなければならない状況だ。

昨年2月にロシアの侵攻で始まった戦争は開戦1年を控えている。ウクライナ国防省のブダノフ情報は米ABCのインタビューで春にロシアに反撃を加えると明らかにし、3月に激烈な戦闘が展開される可能性に言及した。

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