中国「ゼロコロナの皇帝」防疫の第一線から退く…後任政治局委員「農村防疫が重要」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.01.04 17:57
中国の封鎖一辺倒の防疫政策を総轄し「ゼロコロナの皇帝」と呼ばれた孫春蘭副首相が防疫現場の第一線から退いた。中国共産党機関紙人民日報は4日、新任の劉国中政治局委員が1日から3日まで四川と重慶の防疫状況を視察し、「農村防疫を非常に重視せよ」と強調したと報道した。
孫副首相の退場は意味深長だ。ニューヨーク・タイムズは昨年10月、彼が現れる地域ごとに悪名高い封鎖が始まったとして孫副首相を「ゼロコロナの皇帝」であり「終末論者」と描写した。孫副首相の後任である劉政治局委員は南京理工大とハルビン工大を出た工学修士出身のテクノクラート(技術官僚)だ。3月の全人大で医療・保健・女性・教育・体育を担当する副首相に正式に選出される予定だ。