北朝鮮の無人機に突破されたソウル…韓国軍の偵察機が北側に対応出撃(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.12.27 08:11
北朝鮮の無人機は低空・低速で飛行し、レーダー反射面積が小さく、赤外線放出信号が弱く探知が容易でない。また、北朝鮮の無人機の場合、水色に塗られ戦闘機の操縦士が識別するのは難しいと韓国軍当局は説明した。しかし北朝鮮の無人機が韓国上空を長時間飛び回って撃墜にも失敗し軍の対備態勢に穴があるのではないかとの指摘が出ている。
西海(黄海)一帯の島と陸地に住む市民は不安に震えた。金浦市朝江里(キンポシ・チョガンリ)のムン・ギョンイム里長は「面事務所で午後3時ごろ退避所のドアを開けろという連絡を受けた。大多数が放送を見て無人機が来たことを知った。撃墜できなかったというので気がかりだ」と話した。江華島に住む女性は「江華郡庁からカカオトークで知らせを受けているが今回の無人機に関連しては退避どころか知らせもなかった。安全保障に穴が開いたのではないか心配になる」と話した。クォン・ミョングク元防空砲兵司令官は、「北朝鮮の無人機が軍事境界線を越えて領空に侵入した瞬間に撃墜射撃に入るべきだった。無人機が小型で撃墜が難しいというが、防空射撃訓練は2メートル級の無人機を想定して進める。現在無人機迎撃対応が陸軍と空軍で分かれたがこれを契機に統合的に運営する枠組みを備えなければならない」と話した。