経済報復浴びせた中国、結局オーストラリアと和解(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.12.22 17:03
アルバニージー首相もやはり「豪中関係には多くの共同の利益がある。だが処理が必要な意見の違いも存在する。意見の違いで両国関係を定義するわけにはいかないが、意見の違いは明らかで開かれた疎通の重要性を強調する」と19日に在中オーストラリア大使館サイトを通じて発表した豪中修交50周年慶祝寄稿文で指摘した。また「われわれは率直に両国間の意見を議論し、私はオーストラリアが常にわれわれの利益と価値観を基準としてことを処理するだろうと明確に明らかにした」と強調した。
アルバニージー首相はまた「オーストラリアと中国の貿易額は2~4位の国を合わせたものより多い。中国に輸出する優秀な品質の麦、ワイン、肉類、水産物、自然資源などはオーストラリアの最大経済利益に合致し、同じように中国がこれら製品を輸入することもやはり中国の最大経済利益に明らかに合致する」と中国の経済論理に外れた貿易報復を遠回しに指摘した。
中国とオーストラリアの関係は2020年に当時のモリソン首相が新型コロナウイルスの起源に対する調査を促して急激に悪化した。これに先立ちオーストラリア国籍の中国系時事評論家の楊恒均氏が広州空港で失踪し、元中国国際放送アンカーのチェン・レイ氏は中国当局に逮捕され3月末に海外違法国家機密提供罪の容疑で裁判を受けるなど領事懸案も山積している。