欧州の強豪ポルトガルが南米の強豪ウルグアイに勝利し、カタールワールドカップ（Ｗ杯）本大会Ｈ組４カ国のうち真っ先に１６強進出を決めた。

ポルトガルは２９日午前４時（日本時間）、カタールＷ杯グループリーグＨ戦第２戦でウルグアイと対戦し、後半９分と４８分のブルーノ・フェルナンデス（マンチェスター・ユナイテッド）のゴールで２－０で勝利した。

これに先立ちガーナ戦（３－２勝利）に続いてウルグアイにも勝利したポルトガルはグループリーグ２連勝で勝ち点を６に伸ばし、韓国戦を残して早くも１６強入りを決めた。

後半９分、ブルーノ・フェルナンデスが左サイドからゴール前のクリスティアーノ・ロナウド（マンチェスター・ユナイテッド）を見てクロスを上げたが、このボールがジャンプしたロナウドの頭に触れず直接ゴールに入った。大喜びしたロナウドのゴールと思ったファンらは、得点者がフェルナンデスと確認されると失笑した。さらにポルトガルは後半ロスタイムに相手のハンドでＰＫを獲得し、これをフェルナンデスが決めて２－０とした。

これを受け、Ｈ組はポルトガルが１６強入りを決め、ガーナ（１勝１敗）、韓国（１敗１分け）、ウルグアイ（１敗１分け）が残りの１枠をかけて競争する構図となった。

韓国が１６強入りするためにはポルトガル戦で無条件に勝利しなければならず、ウルグアイ－ガーナの試合結果に基づき勝ち点－得失点差－多得点－直接対決の勝者の順に比べることになる。