サッカー・ワールドカップ（Ｗ杯）カタール大会グループＥの４チームは２７日と２８日にかけてグループリーグ第２戦の試合を行った。その結果、４チームが最終戦でどのような結果を出すとベスト１６に進出または予選で脱落するかの条件が見えてきた。

スペインはグループリーグ最終戦の日本との試合に勝てばグループ１位で突破、引き分けても勝ち点５点でベスト１６進出が可能だ。もし敗れたとしても得失点差で大きくリードしており依然としてベスト１６進出への可能性が高い有利な状況だ。だがこの場合にはコスタリカがドイツを破れば脱落することになる。

ドイツは自力でのベスト１６進出の可能性はない。コスタリカとの最終戦で無条件で大勝をおさめなければならない。引き分けるか負けるならば脱落確定だ。勝利後にスペインが日本に勝利または引き分けになるのを待たなければならない。スペインが負けるならば勝ち点は４点で同じでもスペインに得失点差で落ちる可能性がとても高い。もしスペインと日本が引き分けるならグループ２位をめぐり日本との得失点差を見なければならない。この場合ドイツは現在の得失点差がマイナス１なので２点差以上で勝利すれば日本を抜いてベスト１６に行くことができる。

日本はベスト１６進出に向けてはスペインを下すことが最も良いシナリオだ。そうなれば勝ち点６点となる日本（得失点差０）はベスト１６が確定しグループ１位も視野に入る。だが最終のスペイン戦でもし引き分けることになっても日本のベスト１６行きの可能性は残っている。先に述べたドイツがコスタリカを相手に引き分けた場合だ。しかしもしコスタリカがドイツを破り、日本が引き分けるならば、コスタリカとスペインがベスト１６に進出することになる。

コスタリカの場合、ドイツを破るならば勝ち点６点でベスト１６が自力で確定する。だが引き分ける場合（勝ち点４点）には日本とスペインの試合状況に左右される。スペインが日本に勝てばベスト１６進出が決まる。だがスペインと日本が引き分ければ得失点差で、日本が勝つならば勝ち点で押されて脱落する。