【コラム】財政赤字に厳格なスウェーデン…国家債務に無神経な韓国(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.11.17 15:37
「美しい矛盾、スウェーデン・パラドックス」。湯元健治と佐藤吉宗の著書『スウェーデン・パラドックス』の序文にこう書かれている。序文では「国民負担率、すなわち租税負担率と社会保障負担率が2007年基準で64.8%に達し、国税と地方税を合わせた最高税率が56%にのぼる高負担国家だが、経済成長率と労働生産性がOECD平均を大きく上回る」とある。著者は、スウェーデンが「成長なしに福祉もない」という事実を過去のつらい経験からよく把握していると強調する。
かつて韓国の政界もスウェーデンモデルが旋風的な人気を呼んだ。国会議員研究会のお決まりのテーマであり、大統領候補選挙の遊説にも登場した。ところがいつからかスウェーデンモデルに言及されなくなった。高い福祉を提供するスウェーデンモデルを選挙に利用しようとすると、その反対側の高負担を無視できないからだ。