【韓国梨泰院圧死事故】「有名人が登場すると人々が集まったそうだ」圧死の原因を究明する防犯カメラ確保
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.10.31 07:12
梨泰院(イテウォン)事故は傾斜した路地に密集した人々が下の方向に折り重なるように転倒して被害が大きくなった。急で狭い路地に突然人出が殺到した理由は、現在としては定かではない。梨泰院の大通り沿いと裏通りの繁華街をつなぐさまざまな路地の中でも、なぜこの通りで事故が発生したのか、現場があっという間に修羅場になった最初の事故経緯が何かについて警察の捜査が集中する見通しだ。
惨事が起きたのは、ソウル龍山区(ヨンサング)のハミルトンホテルの横幅5メートル、長さ50メートルほどの狭い下り坂だ。梨泰院駅1番出口と有名な飲み屋が密集しているハミルトンホテルの裏手の梨泰院世界飲食通りを最短距離で結ぶ路地だ。
現場の目撃者によると、下り坂が始まる地点で誰かが踊り始め、あっという間に人が集まったという。29日午後11時ごろ、知人たちと梨泰院駅に立ち寄って事故現場を目撃した30代の会社員は「そこでハロウィンの服装をした誰かが踊ったそうです。それを見物しようとする人や終電に乗って家に帰ろうとする人、終電に乗って梨泰院に到着した人が路地に行き交っていた」と伝えた。またほかの目撃者も「現場に有名なインフルエンサーが現れたと噂され、人々が集まった」として「そうするうちに、人々の重心が崩れて下敷きになった。皆『助けてくれ』と叫んだが、誰も身動きがとれなかったようだ」と話した。