【韓半島平和ウォッチ】核と同じくらい危険な北朝鮮化学兵器、韓国は対岸の火を見ているよう(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.10.25 11:10
北朝鮮の核兵器先制打撃法制化で彼らが保有している大量破壊兵器(WMD)がより現実的な脅威として近づいている。万一、7回目の核実験で戦術核兵器まで戦力化されれば韓国はそれこそ核を頭の上にのせて生きる羽目になる。韓国政府はこれに備えて韓米同盟を通した拡張抑制方案に苦心しているところで、国のすべての力量を動員した総力安保態勢に対しては特別な言及がない。
世界の多くの国々はこのような脅威をその国特有の総力安保態勢として備えている。北朝鮮は暇さえあれば自分たちが保有した大量破壊兵器で韓国を焦土化するとすごむ。それならこのような恐ろしい脅威に当面している我々の対備態勢はどうなのだろうか。一言で、その脅威に対する認識から態勢まで粗末なことこの上ない。強大な韓米同盟の報復が怖いから、そのような武器は使えないだろうと考えている。果たしてそうだろうか。政権維持のためには親血縁も容赦なく暗殺する金正恩(キム・ジョンウン)の統治形態を考慮する場合、これは危険千万な誤算だ。