「脱日本」にとどまっていた韓国の素材部品装備政策、これからは世界市場を目標に
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.10.18 17:25
日本に置かれていた素材・部品・装備政策の重点が全世界にシフトする。素材・部品・装備核心戦略技術が100件から150件に増え、国産化を超え世界市場先取りを目標にする。産業通商資源部は18日、政府ソウル庁舎で第10回素材・部品・装備競争力強化委員会を開き、新政権の素材・部品・装備産業政策方向を確定した。
今回の政策にはロシアとウクライナの戦争、米中間の技術覇権競争などグローバルサプライチェーン再編の中で安定した素材・部品・装備サプライチェーンを確保するという趣旨が敷かれた。これに伴い、2019年の日本の輸出規制措置を受けまとめた既存の政策を大挙「アップデート」したものだ。素材・部品・装備輸入の対日依存度は今年上半期には過去最低の15.4%に減ったのに対し、対中依存度は29.6%まで増えた。
まず2020年に選定した100大核心戦略技術は150件に拡大する。今月中に政府告示を変えて既存技術のうち13件を除き63件を新たに追加する形だ。日本の輸出規制への対応と主力産業を中心に中国など対世界サプライチェーン、先端未来産業へ拡張するという意味を込めた。追加対象には蒸着などの半導体工程技術、XRのような次世代ディスプレー技術、未来車と次世代電池技術などが含まれた。以前にはなかったワクチンなどバイオ技術も新たに反映された。これら技術には研究開発、税制、規制改善などを集中支援する。