【社説】台湾侵攻を示唆した習近平氏、地球村の不安をあおった格好に
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.10.17 15:18
中国共産党の第20回党大会が昨日から北京で始まった。5年ぶりに開かれる今回の党大会が特に注目されるのは習近平1人体制が名実共に確立されることが予想されるためだ。今回の会期の中で国家憲法よりも優位にある最高規範である党章を修正して「習近平思想」を統治理念に明記して習主席に「領袖」の地位を付与する一方、2連任10年とされてきたこれまでの任期制限を取り払い、習主席の3連任を決議することが確実視される。
こうなれば共産革命指導者として特別な地位と権力を享受した毛沢東以来、最高水準の1人権力が習近平主席個人に集中する。1978年改革開放で国策を転換して以来、市場経済を導入して国際社会と協力し、政治的には着実に集団指導体制を確立させてきたこととは正反対の流れだ。