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批判受けても「親日国防」強調する韓国野党…その裏には世論調査の数字

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.10.14 07:57
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韓国野党第一党の共に民主党が尹錫悦(ユン・ソクヨル)政権の韓日米合同軍事訓練参加を「親日国防」と連日強攻を続ける背景に関心が集まっている。李在明(イ・ジェミョン)代表が7日、「韓日米軍事訓練は極端な親日」と発言し、政治的な波紋が広がってから1週間が過ぎた。党内からは「論争が大きいイシューに食い下がるのには理由がある」という声が出ている。

民主党の魏聖坤(ウィ・ソンゴン)院内政策首席副代表は13日、国会で開かれた国政監査対策会議で「民主党の『親日国防』指摘を政府・与党がむしろ『親北国防』と反撃するのは浅はかで卑怯なことだ」とし「10歳の子どものような意地が幼稚で気の毒だ」と主張した。

 
高ミン廷(コ・ミンジョン)最高委員もBBSラジオ番組で「政府・与党は日本海上自衛隊の艦船の旭日旗に対して『旗が一つ見えたからと大げさに騒ぐのか』という態度」とし「旭日旗が大韓民国でどんな存在なのか。常識のラインを崩すべきでない」と批判した。民主党指導部レベルで攻勢を続ける意向を明らかにした姿だ。

政治的論争が少なくない「親日国防」イシューを民主党が強調し続ける理由は何か。中央日報の取材の結果、民主党が内部参考用として関連世論を把握したのが大きな要因になったという。民主党戦略局は8、9日、不特定の市民を相手に「独島(ドクト、日本名・竹島)近隣海上で韓日米軍事訓練が実施されたことをどう思うのか」を尋ねた。

その結果、「否定的にみる」という世論が3分の2を超えるほど圧倒的に多かった。匿名を求めた核心関係者は「7日の李代表の『親日国防』発言直後、党内では『このような強攻策が正しいのか』という疑問が多かったのが事実」とし「しかし民主党の主張に呼応する世論が多いことが確認され、『このままいこう』と意見がまとまった」と話した。李代表もこの結果の報告を受けた後、10日に緊急ユーチューブライブ放送を行い、11日に緊急安保対策会議を開くなど攻勢を強めた。

また民主党戦略局は市民に「竹槍歌など反日関連主張についてどう思うか」という質問もした。その結果、否定的な世論が肯定的な世論よりやや多かったという。竹槍歌は東学農民運動を背景にした反日性向の歌だが、拒否感が確認されたのだ。民主党関係者は「竹槍歌のように感情的な対応は世論の呼応を得にくいことが確認された」とし「それで韓日米軍事訓練を集中的に批判しようとした」と説明した。

ただ、こうした民主党の内部分析は最近公表された一部の世論調査と異なるという指摘もある。11、12日に実施された世論調査で回答者の51.5%が「韓日米軍事訓練は適切」と答えたからだ。「不適切」という回答は37.6%で比較的少なかった。

政界では「民主党が『独島近隣』という表現を質問に入れて否定的な返答を誘導した可能性がある」という指摘が出ている。しかし「独島近隣で韓日米軍事訓練が行われた」という民主党の主張は事実と距離がある。実際の訓練区域は独島から185キロ、日本本土とは120キロ離れていて、むしろ本土と近いからだ。世論調査会社エスティーアイのイ・ジュンホ代表は「北核リスクが高まった状態であり、韓日米軍事訓練が必要だという世論も増える」とし「民主党も激しい対応を終えて程度の調節をすべきだろう」と話した。

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