【社説】韓日首脳の安保協力共感、関係改善につながるべきだ=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.10.07 06:44
尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領と岸田文雄首相が昨日午後、電話会談を行って共同懸案について意見を交わした。バイデン大統領と岸田首相の電話会談に続く韓日電話会談は、日本列島の上空を通過した北朝鮮の中距離弾道ミサイル(IRBM)の挑発に対する緊急対応の意味合いが強いが、韓日両国関係の懸案についても意見が交わされたと大統領室は明らかにした。先月21日、ニューヨークでの略式対面会談に続き、2週間ぶりに電話で両国首脳が懸案を話し合ったこと自体が文在寅(ムン・ジェイン)政府時代に悪化した両国関係が徐々に改善の手順を踏んでいるという肯定的なシグナルだ。
尹錫悦政府は発足後、韓日関係の改善を外交政策の優先順位に引き上げて取り組んできた。経済分野と国際懸案での協力など関係改善が急がれる理由は多岐にわたるが、特に欠かせないのが安保協力だ。北朝鮮の強力な挑発が続く今こそ、安保協力はさらに切実に求められる。最近、ロシアの核使用示唆など国際環境の変化を北朝鮮が悪用する場合、北東アジア地域が深刻な危機状況に陥る可能性も排除できない。また、在韓米軍と国連軍司令部の後方支援の役割などを考えると、韓日安保協力は有事の際に韓米同盟が円滑に作動するための必要条件でもある。このような中で韓日両首脳は安保協力の必要性に対する確固たる認識を示した。尹大統領は昨日、「韓日米安保協力を土台に国民の生命と安全を徹底的に確保する」と述べ、岸田首相は「安保問題で韓国と緊密にコミュニケーションを取る」と述べた。