【コラム】キムチと韓日関係
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.10.07 06:44
「昨日も家でキムチを漬けたのですが、持ってこようかなと思ったんですよね。ホホホ。家族は浅漬が好きなので少しずつ漬けて食べるんです。キムチでチャーハンを作ったら美味しくないはずはないでしょう」
思ってもみなかった。まさか東京の中心で1時間以上にわたる「女子会」でキムチの話をすることになるなんて。先月30日、在日韓国文化院世宗(セジョン)学堂前で本田朋美さんに会った。料理研究者で、またハングルを教えている世宗(セジョン)学堂の学生でもある本田さんは席に座るとすぐキムチを漬けた話を取り出した。
本田さんは先月20日、日本で本を出した。今や日本でも地域のスーパーやコンビニさえ行けば目にするキムチ。そのキムチに対する本だ。9カ月という時間を投資して工夫を凝らしながら書いた。コロナでステイホームを余儀なくされた日本人が韓国ドラマにどっぷり浸かり、韓国料理に対する関心も高まったが、キムチを漬ける方法にまで関心が傾き始めた。日本特有の漬物野菜よりもキムチが好きな人が増えて、このたび本を出す運びになったということだった。