「独島旅行いつでも可能」…韓国慶尚北道、メタバース首都の構築に着手
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.10.06 13:53
慶尚北道(キョンサンブクド)が1000万人のメタ人口(仮想住民)の誘致を目標に超大型メタバース(仮想+現実世界)の構築に乗り出した。NAVER Z (ネイバーゼット)が運営するアバター仮想世界「ZEPETO」のようなプラットフォームを独自に作り、「メタバース首都慶北」としての地位を確立するのが目標だ。
慶尚北道(キョンサンブクド)は6日、このような内容をまとめた「メタバース首都慶北基本計画」を発表した。道は2026年までアプリケーション(アプリ)とPCウェブの双方からアクセスが可能な道独自のメタバースプラットフォームを開発する。このための試験運営として、年末までに10億ウォン(約1億円)を投入してメタバースと空港(Airport)を結合した「メタポート」を1次オープンする予定だ。
今後、慶北型メタバースである「メタポート」の構築が完了すれば、23の市郡がメタバース空間に現実と同じ市郡庁舎を整える。道は職員会議室やセミナー室もメタバース内に設ける予定だ。観光も可能だ。安東(アンドン)の陶山(トサン)書院・河回村(ハフェマウル)、慶州(キョンジュ)の仏国寺(プルグクサ)などのような象徴的な地域名所がメタバース空間に位置する。独島(トクド、日本名・竹島)旅行が可能で、浦項(ポハン)の虎尾串(ホミゴッ)も見ることができる。地域博物館を仮想空間で経験することもできる。