米国のある高校のアメリカンフットボールチームの選手たちが黒人生徒に対して「奴隷競売ごっこ」をしている映像が公開されて問題になっている。

２日（現地時間）、米国ＣＮＮやＬＡタイムズなどによると、問題になった映像はカリフォルニア州ユーバ市のリバーバレー公立高等学校で撮影された。メディアは映像に対して「アメリカンフットボールチーム所属の生徒たちが黒人のチームメイトに対して奴隷競売をしているように見える」と説明した。

該当の映像はＳＮＳを通じて拡散して問題になった。映像を見ると、誰かが部室のドアをノックすると、下着だけをつけた学生が中からドアを開ける。部屋の中では「奴隷競売」が行われていた。黒人学生３人が下着姿のまま両手を前に組んでうつむいた姿勢で立ち、他の学生たちは彼らを指差しながら口々に大声で何かを叫んでいる。

管轄教育区はこの映像を確認した後、直ちに措置に出た。市の教育機関関係者はＣＮＮに送った声明で「この映像は非常に不快で容認できない」と強く批判した。

また「極度に苦痛で遺憾な事件」としながら「このことに関わった生徒たちは行動規範を違反したので残りの競技に出場できなくなった」と明らかにした。続いて「このために該当チームは選手の数が足りなくなり、残りの競技出場が取り消された」と付け加えた。