【時視各角】「4秒発言」と「13時間の空白」=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.09.29 11:51
この数日間、うんざりするほど尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領の「バイデン」vs「ナルリミョン(吹っ飛ばしたら)」を聞いた。金恩慧(キム・ウンヘ)広報首席秘書官が国民に向かって「もう一度聞いてほしい」と話したからだ。ところで聴力が落ちたのか、正確に識別できない。尹大統領は「真相は明らかにされるべき」として正面勝負を選んだ。
曺薫鉉九段は「囲碁は妙手を打つよりも悪手を打ってはいけない。ただ、現実では悪手であることを知りながらも打たなければいけない時がある。信念を守るためだ」と話す。尹大統領の強攻が真実、信念のどちらに立脚したものかは分からない。ただ、いかなる形態であっても今回の訪問の復碁は必要だ。痛くても明確にしてこそ残りの任期4年7カ月、政権も国民も楽になるからだ。
#1.大統領室の主張が正しいとしても核心の疑問は残る。金首席秘書官の釈明は「私的な発言だった」→「『(韓国)国会でこのXXが承認せずに吹っ飛ばしたら』が正しい」と変わった。その間隔はなんと13時間。わずか4秒の発言をめぐり「バイデン」と「このXX」が既成事実化するまで大統領室は何をしていたということか。その質問に広報ラインは「確認するのに長い時間がかかった。13時間後に釈明したのではなく、(誤った報道のため)惜しくも歴訪の13時間を浪費した」という。