韓国野党「このXXの発言は外交惨事」 大統領室「野党に向かって言ったもの」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.09.23 06:56
尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領が「グローバルファンド第7回財政公約」会議場でバイデン米大統領との歓談後、暴言を吐いたという野党の攻勢に対して、大統領室が22日(現地時間)ニューヨーク現地で別途のブリーフィングを開いて反論した。会議場から流れていた尹大統領の音声を民主党が「国会でこのXXらが承認しなければ、『バイデンが』恥ずかしくてどうにもならないよね」と解釈して攻撃したのが事実歪曲に基づいたという理由だ。実際の発言は「国会でこのXXらが承認しなければ、『台無しになったら』恥ずかしくてどうにもならないよね」だったというのが大統領室の説明だ。ただし、この主張によると、野党議員を「このXXら」と呼んだことになるため、波紋が予想される。
金恩慧(キム・ウンヘ)大統領室広報首席は同日のブリーフィングで、「グローバルファンド財政公約会議は、低開発国家の疾病撲滅のための財政寄与金を発表する席だった」とし、「韓国は1億ドル(約140億円)供与を約束し、簡単な演説を行った」と述べた。また「尹大統領は巨大野党が最低限の責任履行を拒否すれば、国のメンツが立たない可能性があるという憂慮を朴振(パク・ジン)外交部長官に伝えた。朴長官は野党を説得して予算を成立させると答えた」と伝えた。
さらに、金首席は「もう一度聞いてほしい。『国会で承認せず台無しになったら』となっている」とし、「ここで米国の話が出てくるはずがなく、バイデンという言葉を言う理由はなおさらない」と主張した。金首席はさらに「結果的に大韓民国は一夜にして70年近くともにしてきた同盟国を嘲弄する国に転落した。国政運営に対する批判は受け入れられるが、大統領の外交活動を歪曲し、偽りで同盟を仲違いさせることこそ国益自害行為だ」と民主党を批判した。