米国内「尹大統領・ペロシ面談不発は米国を侮辱したもの」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.08.08 06:59
韓国の尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領が今月4日に訪韓した米国のナンシー・ペロシ下院議長と電話会談だけして直接会わなかったことに対して米国内から批判が出ている。国務省元高位要人はこれを米国に対する「侮辱(insult)」と主張した。尹大統領が米国権力序列3位の下院議長を「冷遇(snub)」したと表現した外信もあった。
ジョージ・W・ブッシュ政府時期に国務省政策企画部長を務めたミッチェル・リース氏は6日(現地時間)に伝えられた「ボイス・オブ・アメリカ(VOA)」放送のインタビューで「(ペロシ議長が)韓国指導者に会わなかったことは非常に懸念される。失敗だったと考える」と明らかにした。リース氏は「中国の機嫌を取るつもりだったのなら成功ではない」としながら「韓国大統領室の二重のミスで、韓米関係にも侮辱」と主張した。
この日、VOA放送に共演した元国務次官補代理(核不拡散担当)のマーク・フィッツパトリック氏も「(リース氏の立場に)全面的に同意する」とし「侮辱的だった」と述べた。フィッツパトリック氏は「中国の機嫌を取る考えだったとしても無駄だった」としながら「(尹大統領がペロシ氏と会わなかったことは)中国は韓国を圧迫することができ、韓国は中国の意志に屈するという認識を与えただろう」と説明した。