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葬式中に目も合わせなかった…女王も防げなかった兄弟の不和

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.09.21 08:09
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19日(現地時間)、英国のエリザベス2世女王の葬儀でもウィリアム皇太子(40)とヘンリー王子(38)間の長年の確執が解消されず、冷ややかな雰囲気が感知されたと英紙ガーディアンが報じた。

報道によると、2人の兄弟は同日ロンドンのウェストミンスター寺院で開かれた女王の葬式の間、一言も交わさず目も合わせようともしなかった。その後、ウィンザー城内のセントジョージ礼拝堂で小規模な儀式を行う時も、お互いを意図的に避けるような印象を与えた。ウィリアム皇太子は、ヘンリー王子夫妻が指定された席に着席するように避けながらも身体的相互作用は一切しなかった。

 
配偶者のキャサリン皇太子妃とメーガン妃も、わざと距離を置いて背を向けていた。ガーディアンは「英国王室と国民の願いとは異なり、2人の兄弟の和解はまだ遠いようだ」と分析した。

長い間関係が悪化している兄弟は、祖母の死去を機に10日ウィンザー城の前に突然登場し、追悼客に会った。2人の登場は、2020年3月の「英連邦記念日(CommonwealthDay)」の公式行事以来初めてのことだった。このため、ウィリアム皇太子がヘンリー王子夫妻に先に手を差し伸べたと伝えられた。CNNは王室消息筋の話として「ウィリアム皇太子が家族に非常に厳しい時期に団結力を見せた」と報じた。

このような行動に二人の間で和解のムードが熟したという期待感が高まった。特に、13日には王室一家がバッキンガム宮殿で皆が集まって非公開夕食会を行い、この場で兄弟が密接な対話を交わしたとも知らされた。

せっかく和合する姿を演出した2人が、葬儀では再び葛藤を露出したものだ。さらに、チャールズ3世の主催で葬儀前日、世界首脳が集まったレセプションにヘンリー王子夫妻が招待されず、関係回復はさらに難しくなった状況だとガーディアンが伝えた。

故ダイアナ妃の血肉である2人は幼いごろ絆が深かったが、2020年ヘンリー王子とその妻メーガン妃が王室から離脱した後、不和説に巻き込まれた。ヘンリー王子夫妻は昨年メディアインタビューを通じて「英国王室で人種差別を受けた」と主張し、兄弟間の不和が一部存在すると認めた。

一方、未成年者への性的暴行疑惑に巻き込まれれ、事実上王室から除名された女王の次男アンドルー(62)王子の元妻セーラ・ファーガソン氏(63)が女王の国葬に姿を現して注目を集めた。ファーガソン氏は「女王は最も立派な姑であり友人だった」として「私が離婚した後にも優しくしてくれた寛大さにいつも感謝を申し上げる」と哀悼の意を表した。

テレグラフによると、ファーガソン氏は1996年にアンドルー王子と離婚した後も姑だった女王と最近までともに愛犬を散歩させるなど格別な関係を維持してきたという。昨年夏には離婚後初めてスコットランドのバルモラル城に招待され王室一家と休暇を過ごした後、この夏にも女王と時間を過ごしたという。

ファーガソン氏は2019年、アンドルー王子がセクハラに巻き込まれた時も「非常に優しくて親切な男」として彼を擁護した。女王はこのようなファーガソン氏の格別な忠誠心を高く評価したという。

現在、ファーガソン氏はウィンザー城の王室邸宅でアンドルー王子とともに暮らしている。しかし、2人は再結合の可能性を否定している。

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