【コラム】東北工程、中国の夢の脅威を知らせる警告音(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.09.19 14:07
「ああ!中国人のDNAに染み付いている中華思想はこれか」と思った。中国西安のある市場通り、「韓国から来た」というと、図体の大きな商人が親指で人差し指の爪先を押して笑う。「あの先っちょにある国?」 1997年春、首都北京ですら市民が土埃が舞う道端に座って散髪をし、ついたてのない共同トイレを使っていた時だ。
中国改革・開放40年。1978年GDP1495億ドルから2020年には100倍である14兆7000億ドルになった。習近平時代、中華民族の復興は「中国の夢」の到達点だ。「おとなしい巨人」は幻想だったにすぎず、国際社会は中国の戦狼(オオカミ戦士)外交と戦う。建国100周年(2049年)までに米国を越えるという目標に向かって覇権確保に没頭している。台湾のような敏感な問題が登場すればどこでも会議場をひっくり返してしまう。THAAD(高高度防衛ミサイル防衛体系)問題で韓国に加えた報復は言うまでもない。