倒れた街路樹が車を襲い、563世帯で停電…韓国首都圏、台風11号被害続出
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.09.06 10:12
11号台風「HINNAMNOR(ヒンナムノー)」が6日午前に韓半島(朝鮮半島)に上陸し、韓国が台風の影響圏内に入った中で、首都圏でも台風被害が続出した。6日、消防当局によると、ソウル消防本部には前日からこの日午前6時までに台風被害の通報が約60件入った。韓国電力公社によると、5日午後10時16分ごろ、ソウルで強風によって倒れた木によって高圧電線が切れ、九老区(クログ)一帯563世帯に停電被害が発生した。韓電は緊急復旧班を投じて46分後の午後11時2分ごろ電力を復旧した。
強風によって倒れた木が車両を襲う事故も相次いだ。5日午後2時ごろ、仁川延寿区(インチョン・ヨンスグ)のあるマンションの近くの道路では、倒木が塾送迎用の車両を襲い、車内に塾生の8歳の子どもと60代の運転者、40代の補助教師が閉じ込められた。通報を受けて出動した消防当局は倒木を切断して救助作業を行い、車内に取り残されていた3人はこれといった負傷なく無事に救助された。ソウル江南区(カンナムグ)と江西区(カンソグ)、仁川、水原(スウォン)などでは街路樹が駐車していた車両の上に倒れる事故の通報が相次いだ。京畿道始興(キョンギド・シフン)では6日午前1時ごろ、建物3階の外壁に設置された看板が落ちて歩行者1人が負傷した。