【時視各角】密なもの、法律で整理されないもの…韓日が共に「真の勝者」になる道を探すべき
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.09.01 11:00
#1.最近感動した2つの場面がある。一つは、先週、日本高校野球選手権(甲子園)大会で優勝した仙台育英の須江航監督(39)の言葉だ。5万人の観衆の前で須江監督は涙を見せながらこう語った。「青春はすごく密なものだが、そういうものが全部どこかでいつも止まってしまうような苦しい中、本当にあきらめずにやってくれた。(準優勝の)下関国際、(優勝候補の)大阪桐蔭、そういう目標になるチームがあったから、どんな時でも、あきらめないで暗い中でも走っていけた。ぜひ全国の高校生に拍手してもらえたらいい」。
「密」という表現はもともと密接・緊密・蜜月のように良い意味だ。それが新型コロナの3年間を経験し、いつのまにか否定的な意味に変わってしまった。韓日も同じだ。密であるべき関係がいつからか遠ざかってしまった。
#2.小和田恒元国際司法裁判所(ICJ)所長(89)の演説も圧巻だった。小和田氏は先月25日の韓日フォーラム賞の授賞式で、外務事務次官だった1991年に慰安婦問題を扱ったエピソードを紹介した。わずか3メートル前のメインテーブルに座った林外相と向き合いながらだ。