【コラム】韓国大田市の「平和の少女像」論議
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.09.01 07:05
光復節(解放記念日)だった先月15日、忠南(チュンナム)大学には「平和の少女像」が登場した。この銅像は、少女像推進委員会(推進委)が同日夜9時ごろ、クレーンなどの重装備を動員して奇襲的に設置した。少女像の案内文によると、銅像の建立には約20団体が参加した。大田(テジョン)世宗(セジョン)忠南民主化運動継承事業会、忠南大学民主同窓会、87学番民主同窓会などだ。「民主」という言葉を使う団体が多いのが印象的だ。先月28日に訪れた少女像には、花かごや花束も置かれていた。一部の政治家は少女像を訪ねて参拝している。
しかし、少女像は不法論議に巻き込まれた。忠南大学側は「規定上、必要な大学造形物設置委員会の承認を得ていない」とし、「夜中にクレーンまで動員して無断設置したことは理解し難い」と話した。学校側は少女像の撤去を要求した。忠南大は先月22日、委員会に公文書を送り「1カ月以内に原状復旧しなければ関連法令により処理する」とした。