「アジア初」世界的医学誌に6本目の論文…韓国心臓名医がやり遂げたこと
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.08.30 10:44
韓国心臓ステント施術の大家であるソウル峨山(アサン)病院心臓内科のパク・スンジョン教授(68)が医学界で最も権威のあるジャーナル「ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシン(The New England Journal of Medicine、NEJM)」に6本目の論文を掲載したが、これは韓国初だ。
29日、ソウル峨山病院によると、パク教授は同病院の同じ課のパク・ドクウおよびカン・ドユン教授チームとともに、心臓ステント施術を行った患者に通常勧告されてきた追跡検査を必ずしも行う必要はないとの内容の論文を最近NEJMに掲載した。
韓国11カ所の病院で冠状動脈仲裁施術を受けた患者1706人を分析し、施術1年後の定期検査を行った患者群(849人)と検診なしで標準治療だけを行った患者群(857人)の間で、死亡・心筋梗塞・不安定型狭心症などの発病率に大差ないとの事実を明らかにした。これまで経験に依存してきた手術後の定期的なストレス機能検査の有効性を初めて検証したもので、今後のガイドラインに影響を与えるものとみられる。パク教授は「患者が感じる症状だけでも追跡観察して治療するにあたり問題がない」としながら「患者に強迫的に行う過剰治療を控えようというもの」と話した。