「死ぬのは韓国人、米国人ではない」…トランプ大統領の外交メンター、法廷での証人尋問が中止に
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.08.23 08:19
11月の中間選挙を控えた米国政界のこの夏のホットイシューはトランプ前大統領だ。トランプ氏は2020年の大統領選挙結果に従わず、翌年1月6日に支持者の議会暴動を煽り、ジョージア州など一部の地域での開票結果改ざんに関与したというのが核心だ。トランプ氏本人はもちろん、側近の名前が次々と捜査に関連して言及されている。21日(現地時間)にニューヨークタイムズ(NYT)・ワシントンポスト(WP)がともにトップ記事に載せた人物はリンゼー・グラム上院議員だ。
グラム議員は韓国とも縁が深い。グラム議員は、外交・安全保障の経験が少ない事業家出身のトランプ大統領にメンターの役割をした。他人の話を聞くよりも自身の意見を貫徹するトランプ氏が助言を求める数少ない側近だった。在韓米軍の撤収に関連してもトランプ氏に助言した。米ジャーナリストのボブ・ウッドワード氏の著書『FEAR』によると、トランプ氏は2017年初め、在韓米軍の家族の疎開命令をツイートしようとしたが、グラム議員に止められてやめたという。在韓米軍の家族の疎開令は戦争が迫るほど緊張が高まったという信号弾と変わらない。