北朝鮮の金正恩（キム・ジョンウン）国務委員長が１０日、新型コロナウイルス感染症の危機解消を公式宣言し、観光地ごとに避暑客で賑わっていると朝鮮中央テレビが２１日報じた。

中央テレビは咸鏡南道咸興市（ハムギョンナムド・ハムフンシ）の麻田（マジョン）遊園地に住民が集まって暑さを冷やしていると報じた。

中央テレビは「海辺に広がる白い砂ときれいな海水、そして涼しく茂った松林が調和した麻田遊園地の海水浴場は訪れる人々に清涼な気分とロマンチックな情緒を感じさせている」と伝えた。

ある避暑客は中央テレビの取材陣に「家族連れで麻田遊園地に遊びに来て本当に楽しい」と話した。

平壌（ピョンヤン）文殊（ムンス）プール施設にも人でごった返した。

平壌の自然博物館にも観光客で賑わっていた。　２０１６年に開館した自然博物館は、延べ建築面積３万５０００平方メートルに達する規模で、宇宙館、古生代館、中生代館、新生代館、動物館、植物館、プレゼント館などと電子閲覧室、科学技術普及室を備えている。

北朝鮮は１０日、金委員長が新型コロナウイルス感染症の危機解消を公式宣言し、休養や療養、観光などが正常化し、距離の確保措置などが解除された。