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【ナウ・イン・ジャパン】IUがドラマで飲んでいた「緑色の瓶」を探し歩く…日本人が集まる「韓ビニ」の正体(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.08.22 08:59
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「韓ビニ」。

日本ツイッターなどでホットなこの単語は韓国の「韓」とコンビニエンスストア(convenience store)つまり「コンビニ」をあわせた合成語だ。内部は韓国菓子・ラーメン・飲料・冷凍食品・調味料に雑貨まで雑多に配置されているソウル市内の通常のコンビニと似ている。

 
韓ビニは2020年12月、埼玉県川口市に1号店がオープンしてからまだ2年経っていないが、首都圏を中心に16店舗に増えた。17日、韓ビニ川口店を訪れた。川口駅から徒歩10分、住宅街の中心にある小さなコンビニだ。訪れたのが昼間の時間帯だったので店舗に客はそれほど多くなかった。近くの小学校5年生だというある児童は「学校で韓国ゼリーがおいしいとうわさになっている。学校が終わってから帰り道によく立ち寄る」と話した。

韓ビニ運営者のソ・ジョンウン代表は東京近隣の都市・川口に長く住んでいる。新型コロナウイルス感染症(新型肺炎)の流行以降、韓国旅行が難しくなり、周辺に韓国食料品や化粧品などを買いたいという人たちが増えた。だが、韓国食料品を買うには東京のコリアタウンである新大久保まで行かなければならなかった。「人口が多い地域ではないが十分に韓国スーパーに対する需要があると判断しました。若者が気軽に入れるようなコンビニ形式を取り入れました」

アイデアは通じた。日本テレビやツイッターなどSNSを通じて韓ビニの存在が広く伝わると、近隣地域だけではなく地方からも見に来る人々が出てきた。東京に近い千葉県、栃木県などに次々と韓ビニがオープンすると「巡礼」する人々まで登場した。客の9割以上は日本人で、10代から60代まで幅広い年齢層が訪ねてくる。何を買うか決めてくる客が多いことから、1人あたりの平均購入金額は約1500円程度で、通常のコンビニの2倍近くに達する。

◆「インスタントラーメンは韓国のものがおいしい」

数年前でさえ、日本国内で韓国食料品を買おうと思ったら東京など大都市の韓国専門食品店に行ったりインターネットショッピングを利用したりしなければならなかった。だが、最近は違う。東京新橋にある大型スーパーマーケットには5種類を越える韓国キムチや10種余りの焼酎・マッコリなど韓国製アルコールが陳列台の片面を占めている。ここ2~3年間、日本人が日常的に利用するコンビニでも韓国ラーメンやギョーザ・焼酎などを簡単に手に入れることができるようになった。

韓国農水産物流通公社(aT)によると、韓国ラーメンの日本輸出額は2019年3375万ドル(約46億円)から2021年には6528万ドルに2倍近く増えた。飲料の輸出も817万ドルから1475万ドルに大きく成長した。コチュジャン(唐辛子味噌)の輸出額も2019年441万ドルから2021年には595万ドルまで増加した。

aT東京支社のチャン・ソギョン本部長は「新型コロナ前は1年で約300万人の日本人が韓国を訪れたが、旅行に行けなくて『ステイホーム』文化が生まれ、家で韓国食事を作ろうとする人々が増えた。Netflix(ネットフリックス)などを通して韓国ドラマに接した若年層の需要も急増すると、流通業社が韓国食料品を売り場に積極的に入れている」と説明した。

東京渋谷にある大型雑貨店「MEGAドン・キホーテ」2階の海外食品コーナーは事実上韓国食料品の売り場になった。コブクチップ(亀の甲羅のような形をしたスナック菓子)・ハニーバターチップなど数十種を超える菓子に辛ラーメン・真ラーメン・ジャパゲティ(インスタントジャージャー麺)・ビビン麺など韓国スーパーで目にすることができるあらゆるラーメンが陳列されている。ここを訪れた20代女性は「友達からインスタントラーメンは韓国のものが断然おいしいと聞いて、ラーメンをよく買いにくる」と話した。農心ジャパンのイ・ボムス部長は「ラーメンの場合、ドラマ・映画など文化コンテンツの影響が大きい。先日、是枝裕和監督の映画『ベイビーブローカー』に女優ペ・ドゥナさんがカップラーメンを食べる場面が出てくるとカップラーメンを求める人が増えた」と説明した。

【ナウ・イン・ジャパン】IUがドラマで飲んでいた「緑色の瓶」を探し歩く…日本人が集まる「韓ビニ」の正体(2)

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    2022.08.22 08:59
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    17日、埼玉県川口市にある韓国式コンビニ「韓ビニ」で来店客が品物を選んでいる。イ・ヨンヒ特派員
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