尹大統領光復節祝辞キーワードは「自由」…日本には「連帯」メッセージ
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.08.03 06:45
韓国では大統領就任後初めての光復節(解放記念日)の祝辞(以下、祝辞)は第2の就任辞とも呼ばれている。歴代大統領は初めての祝辞で今後5年間の国政について話題を提示してきた。就任の挨拶が夢と希望を込めた青写真に近かったとすると、大統領が国政運営を経験した後に出てくる祝辞は細かい国政設計図の役割を果たしてきた。5月に就任して三一節(独立記念日)の記念演説の機会がなかった尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領にとって今回の祝辞は就任式以降、国民向けの初めての演説となる。
中央日報紙の取材を総合すると、尹大統領の祝辞には就任辞と同じように「自由」が主なキーワードとして入る予定だ。尹大統領は今年5月、「自由を愛する世界市民の皆さん」で始めた就任の挨拶で「自由」という言葉に35回も言及した。与党核心関係者は「就任の挨拶で『自由』を強調したことから、今は自由が韓国の現実でどのような意味を持つことができるかを祝辞に入れるだろう」と述べた。経済と福祉、そして対内外政策において尹錫悦政府が追求する自由の姿をより一層具体化するということだ。
特に祝辞には自由と民主主義という普遍的価値を共有する韓日間協力のメッセージも含まれる予定だ。「自由」を通じて両国のつながりを探り、関係改善に乗り出すという構想だ。この関係者は「一国家が自由を侵害されないためには普遍的価値と規範を共有する国家間の連帯が必要だ」とし「韓国と日本は物理的に普遍的価値を共有する最も近い隣国」と話した。大統領室はまもなく部署別に分野別の祝辞の草案作業に着手し、早ければ尹大統領の休暇が終わる今週末から祝辞のリーディング作業に入る予定だ。