グラミー賞を受けられなかったBTS、人種差別のせいだと思ったが…勘違いだった(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.08.02 09:37
音楽評論家のインタビューシリーズ4回目に大衆文化評論家のキム・ホンシク氏(47)に会った。キム氏は高麗(コリョ)大学で政策学、建国(コングク)大学で文化情報コンテンツ学で博士号を取得し、公共政策の視線で大衆文化現象に注目してきた。韓国放送大賞選定委員、SBS視聴者評価委員を務め、作家・タレント・講演者として活動している。『大衆文化心理の読み取り』『大衆文化心理で読む韓国社会』『K-POPミュージックのDNA』などの著書がある。
K-POPを代表するBTS(防弾少年団)だが、権威のある音楽家から認められていないようだ。一例として、4月BTSは米国グラミー賞にはノミネートされたが、受賞には失敗した。受賞不発の理由についてキム・ホンシク氏はかつての大衆音楽界が若い女性が主軸となるK-POP文化を認めることを拒否しているためだと主張した。「K-POPに対する欧米の主流社会のこのような態度をアジアン差別のような人種問題として受け止める場合が多いが、実際にこれは人種の問題でなくジェンダーの問題」と指摘した。ソウル永登浦区(ヨンドンポク)にあるキム氏の事務室で6月7日インタビューを進めた。