「ペロシ氏の台湾行き」になぜ緊張? 中国を騒然とさせた31年前の「天安門追撃戦」(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.08.02 07:17
米国のナンシー・ペロシ下院議長(82)がジョー・バイデン大統領の引き止めにもかかわらずアジア歴訪を開始した。先月30日カリフォルニア州を出発したペロシ氏はハワイを経由して1日未明にシンガポールに到着した。ワシントン・ポスト(WP)外交・安保コラムニストのジョシュ・ロギン氏はペロシ氏がマレーシア訪問を終えた後の2日夜か3日午前に台湾を訪問する可能性があるとツイッターを通じて明らかにした。
ペロシ氏が台湾訪問を推進するというフィナンシャル・タイムズ(FT)の報道が先月19日に初めて出てきた後、バイデン大統領は「軍は良い考えだと思っていないようだ」として公開的に反対した。先月28日、バイデン大統領が中国の習近平国家主席と2時間17分間の電話会談に臨んだとき習主席はバイデン大統領に「火遊びをすれば焼け死ぬ」と警告したという。ペロシ氏の台湾訪問を狙った発言と解釈されている。2日後、ペロシ氏は台湾行きについて公式化しないままアジア歴訪を開始した。これに先立ち今年4月に台湾訪問を推進したときはペロシ氏が新型コロナウイルス感染症(新型肺炎)に感染して日程が取りやめになっていた。