韓国、コロナ支援金減ると検査キット「赤線2本」出てきても出勤…「隠れ感染者10万人」(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.07.27 07:55
ソウル在住の会社員イさん(31)は26日もせきをぐっとこらえて出勤した。22日に体調がおかしいと感じたイさんは出勤後に行った自己診断キット検査で新型コロナウイルス感染症(新型肺炎)陽性を意味する赤線2本が出てきた状態だった。1月にも新型コロナ陽性判定を受けたことがあるイさんは今回の自己診断キットの検査結果を上司に知らせたが「症状がひどくなければPCR検査を受けずに出勤しなさい」と言われるだけだった。イさんは「1月に処方してもらった薬を飲んでなんとか持ちこたえている」とし「周囲に迷惑をかけていると思うが、会社が休むなというのだから仕方ない」と話した。
コンビニエンスストアを運営するキムさん(32)は今年3月に熱が39度を行ったり来たりする状態で店頭に出て仕事をした。自己診断キットの赤線2本を確認していたが、キムさんは「妻も感染した状態ですぐに店番を引き受けてくれる人を探すことができなかった」とし「生きていかなくてはならないので仕方なかった」と話した。