北朝鮮は新型コロナウイルス感染症（新型肺炎）の疑いのある新規発熱患者数が初めて５０人台に減少したと発表した。

朝鮮中央通信によると、２３日午後６時から２４時間、全国的に新たに発生した発熱患者数は５０人余りだと報じた。同期間、全快した発熱患者数は８０人余りという集計結果だ。

北朝鮮が新規発熱患者数の統計を初めて発表した５月１２日以降、一日に新たに発生した発熱患者数が１００人を下回ったのは初めて。

新規死亡者および累積死亡者統計、致命率は公開しなかった。最も最近の統計となる５日基準で累積死亡者数は計７４人、これによる致命率は０．００２％だ。

北朝鮮の新規発熱患者の規模は、最初の統計である５月１２日は１万８０００人から始まり、同月１５日には３９万２９２０人に急増して最多を記録したが、その後は減少し、現在は１００人を下回っている状態だ。

今年４月末から前日午後まで、全国で発生した発熱患者は計４７７万２７４０人余り。朝鮮中央通信は「このうち９９．９９１％に該当する４７７万２３３０人余りが全快し、０．００７％に該当する３３０人余りが治療を受けている」と報じた。