北朝鮮に送還されないように抵抗・叫び声…脱北漁民はこうして連れて行かれた
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.07.13 07:42
2019年11月、亡命意思を表明していたにもかかわらず、文在寅(ムン・ジェイン)政府が北朝鮮に追放した漁民が送還直前に激しく抵抗する様子が写された写真が公開された。12日、韓国統一部は2019年11月7日午後に脱北漁民2人を北朝鮮に送還した当時、板門店(パンムンジョム)で撮影した写真10枚をメディアに公開した。脱北漁民2人は同月2日、イカ釣り木船に乗って東海(トンへ、日本名・日本海)の北方限界線(NLL)を越えて南下し、韓国海軍によって拿捕された。当時、文在寅政府は通常は2~3カ月はかかる合同調査を3日で終了した後、北側に「漁民と船舶を送還する」と通知し、北側はこれを承諾した。
写真は目隠しをされ縄で手首を縛られたまま板門店(パンムンジョム)に連れてこられた北朝鮮漁民2人が警察の手に引きずられながら北側に引き渡されるまでの状況を時間順に写している。「漁民の亡命意思には真意がなかった」「漁民は死んでも(北朝鮮に)戻ると話した」という文在寅政府の主張が色褪せる場面だ。実際、漁民は自筆や口頭で数回亡命の意向を明らかにしていた。