「日帝が書いた『高宗実録』、明成皇后殺人犯も編纂に参加していた」(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.07.11 08:50
安倍晋三元首相の死は韓日関係にどのような影響を及ぼすだろうか。韓国で尹錫悦(ユン・ソクヨル)政府発足後、両国は久しぶりの和解モードだった。だが、今までの関係を振り返ると未来を楽観することは難しい。韓国に新政府が樹立すると当初は関係改善に出ながらも歴史問題や領土問題に足を引っ張られて両者が遠ざかるというようなことが繰り返されてきた。
だからといって関係改善という名分で歴史を曖昧にして先に進むわけにはいかない。最近出版された全8巻『日帝殖民史学批判叢書』(以下、『批判叢書』、社会評論アカデミー)もそのような考えの産物だ。韓国人の歴史認識に残る日帝残滓「殖民史学」の問題を今からでも指摘していこうという趣旨だ。批判叢書執筆に参加したソウル大学国史学科名誉教授の李泰鎮(イ・テジン)氏と韓国工学大学教授の徐栄姫(ソ・ヨンヒ)氏に会った。